マニアとして

 世の中には18禁ゲームというものがあります。私のパソコンにインストールされているその手のゲームは、
クロスチャンネル
Fate/Stay night
のふたつ。
 どちらもテキストアドベンチャーと呼ばれるジャンルで、高評価を受けているものです。18禁の部分を修正し一般発売しても売れると思うのですが。ただ、欠点が無いわけではありません。
 クロスチャンネルは難易度が高い。内容からしてみれば当然ともいえますが。選択肢を一箇所でも間違えると先に進めない。疲れます。
 Fateは、テキスト量が多い。バッドエンド含め全シナリオを読むのに丸二日程度かかります。それがいいとも思いますが。
 どちらもクセのあるつくりになっています。それでも、これにはかなわないでしょう。

ひぐらしく頃に」

・・・「な」を赤く出来ればいいのですが。果たしてこれをゲームと分類していいやら。私は活字中毒なのでひたすら文章を読むのはいいんです。ただ、選択肢が無いというのはどうでしょう。ゲームと言うより小説を読んでいるようです。それも非常に面白いホラー小説を。
 シーン設定の関係上、ある程度おたく的なテキストアドベンチャーに親しんでいると、より楽しみが大きくなるというある意味欠点もあります。18禁ではありません。
 「ひぐらし〜」の面白さは雛見沢という土地の設定を、物語中の情報で再構成することだと思います。作者である竜騎士07氏の頭の中には正解があるそうです。ただ、構成→試行錯誤→再構成の繰り返しをしていると回答の提示が面白さを失わせるという欠点もあります(作品のおまけ部分でそう言われている通りに)。
 このゲーム?を一般発売するメーカーがあるそうです。このような特殊な作品を発表する為に同人という世界があると思うのですが。商業主義は悪いことではありません。無数にある主義主張のひとつですから。しかし、私は売れるのか?という疑問を持ってしまいます。